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風景写真のRAW現像の周辺露光で視線を誘導

周辺露光をコントロールすることで視線を誘導する

目次

周辺露光をコントロールすることで視線を誘導する

すべての写真に利用することは出来ないのですが、利用する風景写真によっては、とても効果が高い技術の一つです。この写真は、長く続く道の先に壮大な山がある事を伝えたいので、周辺露光を落とすことで、伝えたいことをより明確にすることが出来ます。

特別変わった技術では、ないのですが、私が好きな海外の有名な風景写真家の方が、わざと周辺露光を落としていることを知ったので、気になりいろいろ調べてみると周辺露光を落とすことは、綺麗な風景写真に仕上げるには、有効な技術の一つだと知りました。

周辺露光を落とした写真だけを見ても分かりませんが、周辺露光を落とす前と落とした後を比べてみると明らかに違う事がわかります。また視線が自然と中心に誘導されている事を感じると思います。

周辺露光を落とすのは、中心でなくても問題ありません。右側や左側など中心から外れている被写体に周辺露光のセンターを合わせて、利用することで、同じ効果を得ることが出来ます。

Camera Rawで周辺露光を落とす

Camera Rawで周辺露光を落とす

周辺露光を落とすにはいろんな機能が利用できるので、自分に合ったツールを利用して下さい。私の場合は、PhotoshopのプラグインのCamera Rawフィルターで、周辺露光を落としています。※nik collectionの機能も利用することもあります。

  • 周辺露光を落としたいレイヤーを選択して、commond + j でコピーを作ります。
  • Shift + commond + a で、Camera Rawフィルターを起動する。
  • 円形フィルターを使って周辺露光を落とします。
  • 周辺露光を落とすと全体的に暗くなりますので、最後に露出を少し明るくします。

注意することは、周辺露光を落とし過ぎないようにして下さい。人間の思考を考えた視線誘導なので、極端に効果を付けなくても自然と誘導されます。実際に確認する時は、周辺露光を落とす前と後を交互に見て確認して下さい。

周辺露光を落としすぎた場合は、レイヤーの不透明度を調整すれば、自然な仕上がりになります。2枚を重ねて交互に表示非表示をすれば、確認しやすいのですが、並べるとわかりにくいと思います。

2枚の画像を普通に見て下さい。自然と道の奥に目線が行っていると思います。人の目は、明るい部分を認識して、暗い部分を見ない傾向があるため、周辺露光を落とすことで、道の奥に視線を誘導し、奥行き感を演出しています。

見た目で判断させる効果は、少し強めに掛ける必要がありますが、人の思考に関係する効果は、少しでも十分に理解してもらうことが出来ます。※サンプルなので、強めに掛けています。

周辺露光を落とす前と後

周辺露光を落とす前と後
周辺露光を落とす前と後

風景写真の周辺露光で視線を誘導動画

まとめ

三分割法などで、中心より左や右などにあるメインの被写体にも利用可能です。くれぐれも強すぎる効果は、良くないと考えて下さい。また効果が強すぎる場合は、レイヤの不透明度を利用して、強すぎる効果を薄めてください。

技術を教えることは可能ですが、センスは無理なので、皆さん個人のセンスで効果の加減をして下さい。私は、海外の風景写真を見て、効果の加減を日々勉強していますが、未だ習得できずです(汗)。これからRAW現像のカテゴリには、機能別のRAW現像方法を書いて行きたいと思いますので、よろしくお願いします。また簡単な作業過程の動画も同時にアップしていきたいと思います。

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