風景写真をクリアな空気感にRAW現像する方法
目次
風景写真をクリアにする
RAW現像で風景写真をクリアにする方法をご紹介したいと思います。私は写真を始めた頃「自分の写真はクリアでない」と悩みながらいろんな方に相談しました。海外の写真投稿サイトなどを見ていて、いつも思っていたのが「なんてクリアな写真なんだ〜」って思いながら見ていました。
風景写真にガラスを1枚貼り付けているようなクリア感があり、それをどうすれば同じようになるのか調べて、勉強して大変でした。 今でもまだまだなのですが、少しずつ近づいて来たので、その方法をご紹介したいと思います。
撮影で、良い光を選べばかなり立体感のある写真を撮影することも出来ますが、最終的に仕上げるのは、RAW現像になります。だからRAW現像に必要なテクニックを習得することが重要になります。
Photoshopで色かぶり補正する
この色かぶりを取ることがとても重要です。最近のカメラは問題ないと思っているかもしれませんが、かなりの頻度で色かぶりは発生しています。その状態からRAW現像しても基準の色がおかしなためRAW現像で、追い込んでもクリアな風景写真に仕上げることが出来ません。
色かぶりがある状態は、色かぶりしている部分がもやっとして、クリアでなくなります。これを取ることで鮮明なクリアな風景写真に変えることが出来ます。※写真によって使い分けて下さい。
私の場合は、朝焼けや夕焼けでも色かぶり補正した状態からRAW現像していく場合が多いです。写真によっては、そのままの状態がベストな時は、色かぶり補正をしなくても良いと思います。
Photoshopで色かぶりを取る方法
Photoshopで色かぶりを取る前と後


コントラストでディテールを調整しクリア感を出す
Photoshopで、コントラストを調整するには、トーンカーブを利用します。トーンカーブは、ハイライト、中間、シャドーなど細かな部分のコントラストを調整することが出来ます。
これは非常に優れた機能なので、是非利用して下さい。はじめは使いにくいかもしれませんが、覚えてしまうと「なんて最高な機能なの」って心の底から感じると思います。
Photoshopのトーンカーブ使い方
コントラストでディテールを調整しクリア感を出す前と後


最後はハイパスでシャープを調整する
全体的に見て気になる部分にハイパスを適用して、シャープ感を高めることで、クリアな写真にすることが出来ます。基本的に上記の2つで、見違えるほど綺麗な透明感のある風景写真にRAW現像することが出来ます。※ハイパスの利用は、絶対必要なテクニックではありません。
Photoshopのハイパスの使い方
おすすめPhotoshopのハイパスで風景写真をシャープにする方法
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最後はハイパスでシャープを調整する前と後


風景写真をクリアにRAW現像する動画
まとめ
たった3つのテクニックで、クリアな空気感をもった風景写真にRAW現像することが出来ます。動画の方を見ていただければ、簡単に作業している流れを見ることが出来ます。
今回は風景写真をクリアにする方法をご紹介しました。風景写真をRAW現像で綺麗に仕上げるために最初に行う必要があります。長くRAW現像していると目がなれてしまって、色の変化やシャープ感など勘違いすることが多くあります。そして過度の調整をしてしまう傾向があるため、最初にきちんとした色に合わせることが重要になります。