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風景写真をパンフォーカスにするRAW現像及び撮影方法

小谷村の鎌池

目次

美しい風景写真に必要不可欠なパンフォーカス撮影

私は広角レンズが好きで、よく利用するのですが、広角レンズで、被写体に近づき撮影する場合、f16やf22くらいまで絞り込んでも、パンフォーカスにならないことが多くあります。なぜなら前景から数十cmの位置にカメラを設置するため背景がボケてしまいます。そんな時の対象法をご紹介します。

パンフォーカス撮影するときに必要なこと

少し手間ですが、ピントの位置を変えて2枚撮影する必要があります。1枚目は、前景にピントを合わせた写真と無限遠のピントの写真を2枚撮影します。その後は、RAW現像で処理します。

現像をLightroomからPhotoshopへ移動

パンフォーカスにする方法

私の場合は、写真管理と基本現像はLightroomで、行っています。その後Photoshopに移動し最終的に作品に仕上げます。

前ピンと後ピンの2枚の写真を選択し、右クリックで、「他のツールで編集」を選択すると、サブメニューが出てきます。そのメニューの中の「Photoshopでレイヤーとして開く」を選びます。

Photoshopで、パンフォーカスの風景写真をつくる

パンフォーカスにする方法

Photoshopにある2つのレイヤーを選択し、Photoshopのメニューバーの編集を選択し、「レイヤを自動合成」を選択します。

パンフォーカスにする方法

画像をスタックを選び、その下のチェック項目にチェックを付けて、OKボタンを押します。そうすると先程のレイヤーの上に、ピントの合っているシャープな部分のみを選んで、合成した新しいレイヤーが生成されます。

これで、前景から背景まで、ピントの合ったパンフォーカスの風景写真が出来上がります。撮影の時の設定だけで、対処できない時やカリカリの風景写真にしたい時には、大変便利な機能です。

まとめ

広角レンズを使う場合は、被写体に出来るだけ近づきたくなるから、私はこの現像方法を良く利用してパンフォーカスの風景写真を作ります。

今回は前ピンと後ピンの2枚の写真ですが、何枚も撮影して自動合成することが出来るので、マクロ写真の現像などにも非常に有効な方法だと思います。

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