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完璧な滝をRAW現像するPhotoshopのテクニック
サンプル写真は、日本の滝100選、岐阜県名水50選の阿弥陀ヶ滝です。私は滝が本当に好きで良く撮影に行くのですが、いつもびしょ濡れになりながら撮影しています。いつかカメラが壊れるのじゃないのかと心配しながらの撮影です。
この阿弥陀ヶ滝の撮影位置もすぐにびしょ濡れです。レンズやフィルターを拭いても1秒で、びしょびしょです… 本当に大変なのですが、止められませんね!
滝の撮影では、シャッタースピードが命ですが、そのため困ることが多くあります。スローシャッターで、撮影すると周りの草木がブレてしまうのです。気にしない方もいるかと思いますが、私はこのブレが本当に嫌いです(泣)。今回は、周りの草木などがブレていないスローシャッターの滝をRAW現像で作る方法を書きたいと思います。
このテクニックを利用する場合は、同じ構図で2枚撮影する必要があるため、少し面倒くさいかもしれませんが、仕上がりが全然違うので、手間なんか気にしません!!
完璧な滝の写真をRAW現像する方法
1枚目は、私が好きなシャッタースピードで撮影した滝の写真ですが、これだけ前景がブレてしまったら台無しですね(泣)。
もう一枚は、草木がブレない程度の高速シャッターで撮影した滝の写真です。この2枚をRAW現像で、1枚の綺麗な滝の写真に仕上げたいと思います。
一番下のレイヤーにスローシャッターの写真を配置し、その上に草木がブレていない高速シャッターの写真を配置します。その高速シャッターの写真に白マスクを設定して準備は完了です。(注意)2枚の写真の明るさは、合わせて下さい。
ここからは、いつもの様に黒ブラシで、下のレイヤーの使いたいスローシャッター部分を削り出すだけで、1枚の綺麗なスローシャッターの滝の写真が出来上がります。
滝の部分だけをブラシで隠し、下のレイヤーのスローシャッターで撮影した部分を出して行くのですが、気を付ける点は、ブラシの境界部分のはみ出しです。
スローシャッターで、ブレない岩などは、はみ出しても問題ないのですが、草などのブレている部分を削り出してしまっては、このテクニックの意味がなくなるので、草などの境界部分は、拡大して作業して下さい。
今回のサンプルでは、境界部分にブレた草などがあまり無いので、境界部分に注意する必要はありませんでした。
綺麗な阿弥陀ヶ滝の完成
完璧な滝の写真をRAW現像する動画
まとめ
このPhotoshopのテクニックは滝を撮影するには、必要不可欠なテクニックだと思っています。気にしない方も多くいるかと思いますが、前景がブレてしまうのは、ちょっと困るので、私はよく利用しています。
このテクニックは、RAW現像の中では、基本的な考え方になります。このテクニックを応用すれば、星空撮影で空と大地を組み合わせて、黒つぶれしていない綺麗な星空の写真を作ることも出来ます。私は星空撮影はしないのですが(汗)。基本的なテクニックの応用を考えて、いろんな被写体に利用することが一番重要ですね!PhotoshopのRAW現像テクニックのほとんどが、この様にブラシを使っての作業になるので、ペンタブレットが重要になってきます。