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風景写真をRAW現像する前に仕上がりを明確にする
現像する風景写真を見て、最終的にどんな風景写真にしたいのかを明確にしてから、RAW現像を始める必要があります。「何をするにもゴールが見えていないとたどり着くことが出来ない」って、私は思っています。RAW現像でも同じで、風景写真の仕上がりを出来るだけ鮮明にイメージすることが重要です。
イメージ出来れば、今自分が持っている技術を使って、描いたイメージに仕上げていくだけです。RAW現像をしながらイメージを膨らませて、仕上げる方もいると思うのですが、「この方法は、あまりオススメしません」。なぜなら「ゴールが決まっていないのに進んで行くことは、かなり無理があると思いませんか?」始めの頃は、鮮明にイメージできなくても、仕上がりをイメージしてからRAW現像する癖を付けることが重要です。
イメージが出来たらRAW現像を始めます。ここで、誰もが壁にぶつかります。それは、「自分が仕上げたいイメージがあるのに、RAW現像の技術が足りなくて、仕上がりのイメージにすることが出来ない」って、思うことがよくあります。私もその壁にぶつかっては、勉強したり、研究したりして、少しづつ技術を上げていきました。
RAW現像の技術(引き出し)を多く持つことが、自分が描いている風景写真に仕上げる近道です。後は、RAW現像を1枚でも多くすることで、RAW現像技術が向上していきます。
私が学んだ技術を1つでも皆さんに役立て貰えるように、RAW現像のカテゴリの更新もしたいと思いますので、これからもよろしくお願いします。
RAW現像に必要な仕上がりをイメージする
少し恥ずかしいですが、現像前の元データーになります(汗)。これからRAW現像に入るのですが、その前に最終的に仕上げたい風景写真のイメージを明確にします。RAW現像の設計図みたいなものですね。
この風景を撮影しようと思ったのは、①メインの被写体と②の前景、③のうろこ雲と夕焼けの海をイメージしました。これをRAW現像で、撮影する時にイメージしていた風景写真にします。
①メインの被写体を明るくして、メインの被写体と分かるようにする。
よく使う方法で、円形フィルターを利用して、周辺露光をアンダーにします。そうすることで、メインの被写体が目立つようになります。すべての写真に利用することは、出来ないのですが、この写真の場合は、有効な方法の一つです。
②夕焼けで、綺麗な光とオレンジ色を出す。
写真全体にかけたい場合は、ホワイトバランスを利用します。部分的に赤みを上げる場合は、レンズフィルターなどで、部分的に赤みを付けていきます。
③うろこ雲がハッキリしていないので、コントラストを付ける。
Nikcollectionのプロコントラストやトーナルコントラストを利用して、ドラマチックな雲に仕上げます。この写真は、全体的にやさしいトーンに仕上げたかったので、少しだけコントラストを付けました。
④夕焼けで赤く染まっている海岸線のイメージで、被写体に向かう様にしたい。
レンズフィルターの効果を部分的に付けて、夕焼けで焼けているイメージを出しました。海岸線の上の山も夕焼けの光で、輝いているイメージを付けました。
⑤小さな岩が散乱しているので、もう少しスッキリさせたい。
コピースタンプツールなどで、散乱している岩を消して、整理しました。※いろんなものを消してしまうと、合成の写真と判断される場合があり、審査制の写真投稿サイトなどでは、投稿できないサイトもありますので、利用用途により判断する必要があります。
⑥波が無い穏やかな海をイメージさせるようにする。
私がよく使う技術の一つで、この方法は、水面や太陽、空のトーンジャンプから滝のハイライト部分など多くの場所に利用できる方法です。効果を付けるレイヤーをコピーして、そのレイヤにぼかしのガウス33%位)掛けます。そのレイヤーに黒マスクを設定して、ブラシ(10%位)で、削り出していきます。※詳しくは、RAW現像のカテゴリで、ご紹介します。
7.光を意識した現像をするため空のハイライト部分を明るくする。
トーンカーブで、明るくしたハイライト部分だけをミノシティマスクで、削り出して、調整します。これもRAW現像のカテゴリで、ご紹介しますね。
最後によく使う機能のソフトフォーカスを光の部分に掛けて、夕日の輝きの効果を出しています。私は、よくこの方法で、光をコントロールしています。ソフトフォーカスを利用する前には、ハイパスで、ディテールを出してから、ソフトフォーカスを利用しています。
大まかに説明しましたが、当ブログのRAW現像のカテゴリで、各機能の使い方などを詳しく説明していきたいと思います。
RAW現像前とRAW現像後
「全然ちがうじゃないかぁ」って怒らないで下さい(汗)。自分の描いているイメージにするために、Photoshopの機能やプラグイン等を駆使して、理想の風景写真に仕上げています。
先程ちょっと書きましたが、写真の利用用途によって、現像のスタイルを変更する必要があります。ここまで、RAW現像をやるこが出来ない場合もありますので、注意して下さい。
まとめ
RAW現像のカテゴリで、各機能の使い方などを近日中に公開します。気になる方は、そちらの方で、利用方法などを見て下さい。私もまだままだ勉強中ですが、紹介できるものは、随時ご紹介したいと思います。RAW現像の技術は、すごく多くありますが、知識として、知っておくことは、自分の引き出しを増やすことになるので、良いことだと思います。
全然関係ないのですが、1xでPublishedされていた写真が、3日後にPublishから外されていました。「こんなことがあるなんて(泣)」。ちょっとビックリしたのとショックでしたね。まぁ挫けず次々審査に出したいと思います。